両面印刷ラベルのご紹介 -透明ボトルにおすすめ-
今回は両面印刷ラベルをご紹介します。
(※便宜上、両面印刷と記載していますが印刷自体は片面になります。)
両面印刷ラベルとは?
両面印刷ラベルとは、透明容器に貼るラベルの両面に印刷を施す技術です。
通常は表側だけの印刷ですが、容器内側から見える面にもデザインを入れることで、容器の奥行きのある表現が可能になります。
一般的に両面印刷のラベルの製造方法は透明素材に逆刷り(反転したデザインで印刷)し、
そこへ白い素材を貼り合わせて、更に印刷すると両面印刷のラベルが出来上がります。
糊面が透明、表面が白い素材であれば製作が可能です。
透明容器に最適!両面印刷ラベルの魅力と活用メリット
両面印刷ラベルだと次ような魅力、活用法があります。
1. デザインの自由度が広がる
透明容器に両面印刷ラベルを使うと、表面にはブランドロゴや商品名を配置し、裏面(容器内側から見える面)には模様やイラストを印刷することができます。
容器越しに透けて見えるデザインは、まるで商品そのものに印刷されているような立体感を演出できます。
2. 情報量を確保できる
限られたラベルスペースに、成分や使用方法などの情報をすべて載せるのは難しいことがあります。
両面印刷ラベルなら、より多くの情報量とデザイン性のどちらも両立できます。
3. 高級感を演出できる
裏面にまでデザインが施されていることは「こだわりの証」となり、高級感を伝える要素になります。
4. 商品特性を引き立てる
透明容器との組み合わせにより、液体の色や質感とラベルデザインが重なり合う独特の表現が可能です。
5. 差別化につながる
店頭で手に取ったときに気づく「隠れたデザイン」や「透けて見える工夫」は、エンドユーザーに驚きや発見を与えます。
小さな演出がブランド体験を高め、他商品との差別化につながります。
両面印刷ラベルサンプルの紹介
今回弊社がつくった両面印刷のラベルは貼り合わせナシで透明素材のみを使用しています。
サンプル仕様
用紙 | 透明フィルム素材 |
印刷 | 1パス目 コールド箔 2パス目 カラー4色 3パス目 白+カラー4色+マットニス |
加工 | 抜き、カス上げ |
コールド箔とは?
コールド箔(コールドフォイル)は、ラベル素材に専用の糊を印刷、糊引きした箇所にだけ箔が転写されます。
平滑で一体感のある仕上がりとなり、フルカラー印刷との組み合わせによる多彩な表現にも対応します。
ホットスタンプと比較すると若干光沢が抑えられる傾向にありますが、繊細なデザインを再現できるメリットがあります。
また箔の上から印刷ができるので、さまざまなメタリック色の表現が可能です。
シャントリのボトルラベルをイメージしており、ボトル正面から花柄が見えるデザインにしています。
1パス目:まずコールド箔を印刷します。
2パス目:ボトル内側から見える花柄を印刷します。
3パス目:花柄を印刷した箇所に白を引き、その後カラー4色+マットニスを印刷します。3パス目の際にコールド箔の上に印刷を載せています。
コールド箔があるので3パスですが、無ければ2パスなので
貼り合わせするタイプの両面印刷ラベルと印刷回数は変わりません。
貼り合わせがなくなる分、素材、加工賃は安くなるのも1つのメリットです。
ただその分、白の隠ぺい度が貼り合わせより弱いので背面から若干透けて花柄が見えて見えてしまいます。
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ラベル, 印刷技術