貝殻残渣を利用したシルク印刷ラベルで環境配慮

環境にやさしい素材や製造方法を取り入れたパッケージ、ラベルのお問い合わせをよくいただいております。

弊社でも素材選定、バイオマスインキ、環境配慮マーク等ご提案しております。

今回は変わり種として、貝殻の残渣(ざんさ)を練りこんだシルク印刷ラベルを作成しました。

■ シルク印刷の特徴とは

シルク印刷(スクリーン印刷)は、版のメッシュを通してインキを押し出す印刷方法です。
オフセット、凸版などの他の印刷方式とは異なり、
厚みのあるインキをのせられるため、厚盛のぷっくりとした表現が可能です。
またシルク印刷では少し変わったインキも使えることも特徴の1つです。
蓄光インキ、示温インキなどがあります。

 

■ 貝殻残渣を練りこんだシルク印刷ラベル

貝殻の粉末を、印刷インキに練りこみました。


上記が実際に練りこまれた貝殻の粉末です。

少し灰色味がかった粉で、こちらを練りこむことでシルク印刷でどのような見え方になるでしょうか。

サンプル仕様

原紙 合成紙
印刷 凸版2色(サンプルは各1色)
シルク印刷 貝殻残渣インキ
加工 ハーフカット、シート仕上げ

 

うっすらと白濁したような仕上りとなりました。

透明でも白でもなく、貝殻の残渣が主張しすぎず、
シルク印刷ならではの厚みある印刷膜と組み合わせることで、
既存インキでは表現が難しいオリジナリティある見え方になりました。

■まとめ

今回の貝殻残渣のようにサステナブルな素材を取り入れることで、
「環境配慮に取り組むブランド姿勢」をパッケージ、ラベルを通して伝えることができます。
またオリジナリティある仕上がりで他社ブランドと差別化にもつながります。

環境配慮型素材の採用を検討されている場合は、ぜひ一度ご相談ください。

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