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PPケースは時間経過で白濁します。
2020.11.18

皆様が使用されているクリアケースでPP素材はありますか?

PPの場合、昔作ったサンプル、ダミーがある場合、確認してみてください。

そのPPケース白濁してませんか・・・?

PP4

今回は豆知識程度となりますが

時間経過したPPはなぜ白濁するのか?を説明させていただきます。

 

PPシートには帯電防止性能を付与しています。

プラスチックシートは本来帯電しやすい素材の為、PPシートの除電は必須となります。

帯電防止剤が入っていないと製造時に帯電が原因で次のような不具合が起こります。

・原反のブロッキング(PPシートがくっついてしまう)

・繰り出し字の給紙ストップ(うまく印刷機に入っていかない)

・印刷物の不揃い(滑りが悪いため、印刷物の色ブレに)

要するに印刷ができず、使い物にならなくなるのです。

もちろんPPシートの帯電防止剤のほかにも防止策として
「印刷設備への除電装置組み込み」「印刷環境の恒温・恒湿度化」の
進歩もしていますが、それでもシート自体の帯電防止は必須です。

そのため、シートには練り込みタイプの帯電防止性能を付与しています

で、なぜ白濁するの?

原因は練り込まれている帯電防止剤。

PPシート生産時に帯電防止剤を練り込んで製造します。
ただ生産後は練り込んだ帯電防止剤がPPシートの内側に入り込んでいる状態なので
まだ帯電防止性能ない為、すぐに使用できるません。

PP1

なので一定期間の養生が必要となり、養生後に帯電防止剤がPPシート表面に浮き出てきて
やっと帯電防止効果・表面滑性効果が付与されます。

PP2

つまり帯電防止剤に含まれる親水基が界面に形成され、界面が親水性となり、
静電気の発生を防ぐメカニズムとなります。

 

白濁の原因はシートに練り込まれている帯電防止剤が時間経過によって結晶化しているからです。

PP3

時々、お客様よりご相談を受けますが上記のような説明をさせていただいてます。
ちなみに拭けばきれいになります。

なお、PETでは帯電防止剤が塗布されておりますが素材の違いか白濁すると聞いたことはありません。

以上、PPケースの関する豆知識でした。

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