光源によって色の見え方は異なります。
2021.1.15

こんにちは。

 

さて、今回は光源によって色の見え方が変わるお話です。

 

シビアな色味の印刷物に関わっている方は1度はあると思いますが
クライアント様オフィスと自社内とで色の見え方が違うといった経験はないでしょうか。
それは光源が影響しているためです。
光源(LED、蛍光灯、太陽光…赤系の光源、青系の光源)によって印刷物の色の見え方・発色は変わります。

 

印刷会社では基本的に光源の色温度が5,000K(ケルビン)を基準としています。
これは日本印刷学会の推奨規格となっているためです。

 

なので印刷会社では基本的にオフィス、工場どちらも同じ色の見え方をするように5,000Kの蛍光灯を使用しています。

 

では、5,000Kはどの程度の明るさなのか?

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5,000Kは明るく正午の太陽光程度の光源とされています。


色温度(K)が低いとオレンジ、黄色系の暖かみのある色味
色温度(K)が高いと青系統の寒色になります。


クライアント様の打ち合わせスペースなどであるのは暖色系の光源を見かけます。

光源が違うとどのような見え方をするのか?

例) 赤いいちごの画像が入っている印刷物は白熱灯の下では赤は明るく冴えて見えますが、
  白色蛍光灯の下では赤がくすんで見える反面、へたの緑は鮮やかに見えます。

 

光源の違いで色のイメージは変わってしまいます。
そんなこと言われても蛍光灯が適しているのかどうかなんてわかりませんよね。
そんな時、色を判定、評価する部屋の照明の質が、
それらの作業に適しているかを判断する道具として「光源の演色性検査カード」といったものがあります。
光源の演色性検査カードについてhttp://www.colorplanning.net/f-card.html


カラーチップでおなじみのPANTONEからも発売されています。


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こちらは2枚の色チップがついており、この色差が激しい場合は色を見る環境に適していないとされています。
5,000K程度の明るい環境でこのカードを使用すると色差が少なくなり環境としては適していることになります。

 

じゃあ、色差が激しい場合は、、?

色差が激しかったら蛍光灯を変えてください!というわけではございません。
弊社に持ち運び用の標準光ライトがありますのでこちらのライトで色味の確認は可能です。
こちらは5,000Kの色温度になっていますので正午の太陽光と同程度の光源となります。
標準光ライトについてhttps://zero-to-one.luci.co.jp/tesola/
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もしかしたら、再校正でも色が合っていないのは照明の違いかもしれませんね!
照明の色が暖色系で少し気になる場合、弊社営業担当宛にお問い合わせください。

以上、光源によって異なる色味についてでした。

 

■小ネタ■
色温度が高くなる(寒色系の青っぽい光源)と視認性は上がりますが、
ブルーライトにより脳が活性化し、夜にその光を浴びると不眠の原因となることがあります。
なので、作業環境や部屋の目的に合わせた色温度の設定、調節機能などの対策が必要です。


午前中に色温度の高い光を浴びると、セロトニンというホルモンの分泌が促され、
やる気が出やすいと言われていますが、逆に眠る前に色温度の高い明るい光を浴びすぎると、
交感神経が刺激されて寝付けません。
そのため、夜間のリビングや寝室では色温度の低い暖色系の照明が適しているとされています。

 

照明も色々あるので明るさには気を付けましょう!

 

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