投稿日 : 2019.09.25
高級化粧品用板紙 インバーコートのご紹介
こんにちは。
今回はインバーコートという板紙をご紹介したいと思います。
こちらは高級化粧品用の板紙です。
スウェーデンのiggesund paperboard(イグスンド)という会社の紙です。
今回顧客要望をうけまして、はじめてテスト印刷・加工してみました。
なかなか感じがよかったのでご案内させてもらいます。
- 特徴は以下の3つだそうです。
- 剛度・耐折強度・引裂強度が抜群にすぐれる。
- かさ高。同じ米坪でも厚みがある。
- 独特の白色度をもち、最適な印刷再現性を実現
もう少しわかりやすくしてみます。
1.剛度が高い!
その結果、このように箱のふたがびしっとします。
これが剛度が低い紙だとふたがたわんでしまいます。
また、剛度が高いのでエンボス加工や箔押しをするときれいに浮き出しがでます。
なんでも特別な多層構造になっているところが剛度が高い理由だそうです。
箱をぐいぐい押してみてもなんかしっかりしているような気がします・・・
2.かさ高!
つまりは、同じ紙厚ならばパッケージが軽量化ができます。
環境のことを考えたり、運送のことを考えたら軽いにこしたことはないですね。
例えば、
NewウルトラH 320g/㎡の紙厚が345μmに対して、
インバーコートGP330g/㎡の紙厚は440μmだそうです。
なんと約3割も厚い。
3.独特の白色度!
白くて平滑でいい感じです。
なんでもアップル社も使っているらしいです。この白さは。
そういわれたらそんな感じです。
下記サイトにかいてありました。
http://www.ins-news.com/ja/100/882/2513
一方で輸入紙で心配なのは価格と調達の安定性ですよね。
そこも調べてみました。
価格について
やはりやや高めです。
ただ国内紙の倍にはなりません。
十分許容範囲の価格だとは思います。
調達について
台湾に倉庫があってそこから届くそうです。
スウェーデンというと遠い国に聞こえますが、台湾なら安心ですね。
こまめな配送は難しいかもしれませんが、その分の納期をみこんでおけば、心配することはないと思います。
日本は島国のせいか、化粧品パッケージでも日本製の板紙を使うことが大半です。
決して、日本製の板紙がわるいわけではないですが、たまには目先を変えてみたいところ。
ちょっと違った雰囲気をだしたいときにこちらのインバーコートをご検討されるのはいかがですか?
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