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2022年12月

2022.12.20

飾り罫

先日、クリアケースの設計・試作の中で、「ポップの一部分に飾り罫(弊社の呼び名)を入れて欲しい」との要望がありました。久し振りだったので過去の記憶が甦り、少しだけですがこの件について触れてみたいと思います。

 

クリアケースの設計に関わって(10年以上前)すぐの頃に、外形以外に付加価値がつけられないかと考え、デザイン的に飾り罫(=押し罫)を刻んでみたのです。決して弊社が元祖ではありませんが、素っ気ない無地のケースには有効であろうと考えたのです。

上の図面は当時のテスト用割付図面です。

実際に型で抜いたのですが、残念ながらこれらの現物は残っていません。

 

ただし、記憶の無いテスト品は見つける事は出来ました。

結果としては、飾り罫を際立たせようとして深く入れると(込み入った模様ほど)ボコボコに反ってしまい、製函には不向きなようでした。飾り罫が深いほど見栄えする感じだったので難しい問題でした。

 

また、テスト時にはいつも(縦の)折り(押し)罫を減らし、その部分の角に丸みを持たせようと試みていたようです。しかし、上記写真のケースは2本も折り罫を減らしており、組立ててみると反発が強く、まともに蓋を閉める事が出来ませんでした。情けない遺産です。

 

その後、印刷ありのケースにて部分的に飾り罫が採用される事が数回ありました。出来栄えに関しては、デザインとの絡み、罫の入り具合等で一喜一憂と言った所でした。

 

環境問題を考慮に入れると、(特に無地のケースの場合は)飾り罫が入っていると廃棄される確率が減るかもしれません。

  

 

それぞれ下手な写真で申し訳ありません。

 

今回はここまでです。ありがとうございました。

 

設計担当N