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2025年4月

2025.04.22

売りが見える

 

こんにちは、

これを書いている時点ではいよいよ関西万博の開幕日が迫ってきました。

前回の大阪万博はさすがに見に行けなかったので

幼少期は家にあった公式ガイドをボロボロになるまで読んでた万博大好きおじさんMです。

 

55年ぶりの大阪での開催が決まったときはテンションが上がったのですが…が…

具体的に「これは見たい!」と思える情報がないまま開催日まで来てしまった印象です。

(わたし個人のアンテナの低さもあるでしょうが)

20年前の愛・地球博のときは冷凍マンモスだT社の楽器を演奏するロボットだと

半年前からガイド本を繰り返し読んで準備していたのですが…

やはり売りが見えるというのは大事だと思います。

というわけで毎度強引な枕ですが、今回は中身の見える箱の話です

 

クリアーだと透けて見えるので問題ないのですが、

わたしの担当の紙箱だと基本透けないので中身が見えません。

(うっすら透ける紙もありますが強度の問題で箱には向きません)

そこで前面に窓をあけてくれという注文をいただきます。

今回は仮に50×20×80mm、窓のフチを5mmで作成してみました。

 

 

理想はこのように折れればいいのですが

 

 

現実は窓のところでちからが逃げて本来の折り目と違うところで破れたりします。

意図したところで安定して折るためには折罫と窓との間を15mm開けるのが推奨ですが

 

 

箱のサイズが小さいと窓も小さくなり、あまり中身が見えなくなってしまいます。

そこで少しでも窓を大きくしたい場合は左右方向のみ、フチなしを提案しています。

 

 

ようは折罫と窓との間に一定以上の距離が必要であって、

逆に2面と3面にまたがったL字型の窓でさらに大きく開けることも可能です。

 

 

このとき糊代の位置を意識しないと(今回の例でいうと3・4面にまたがる窓)、

窓から糊代がはみ出ることになってしまいます。

 

 

なお今回はわかりやすく窓を開けっぱなしにしましたが、

全面PP貼りの場合は強度が増してもう少しフチを狭くできるようです。

(もちろんその分加工賃はあがりますが)