2025.10.17
何が残せるか?
よくある事なのでしょうか?
最近、改定版の支給データがそのまま使えない事案が、またありました。
現行品(最終完成品)のデータを改訂して今回分を作成したはずです。しかし、それは途中経過のデータから直したものだったようで、変える必要のない部分(今回は奥行き1㎜縮小)が現行品とは違っていたのです。

これに誰が気付くかという問題です。
先方担当者、デザイナー、弊社営業、共によく交代するので、最終データの管理が重要になってきます。
結局、その設計を担当した者が異変に気付かされる、という事になるのでしょうか。
受けたデータを開いて、何気なく前回最終形態と比べたら、「寸法が変わっている!」と驚いたわけです。
念のため「今回分、奥行き変更ですか?」と確認の連絡を入れると、「変更しない、古いデータから改定してしまったようなので、直しておいて」との返事。
素直に「ハイ、わかりました」と、支給データはほとんど使わず、手元のデータから訂正という形になりました。
これは私が約3年前に設計したもので、何度かの訂正を経て完成したものでした。途中経過のデータもすべて残してあり、先方がどれから直していたのかも判明しました。
これは、私だったから良かったという単純な話なのでしょうか?
他にも、この件より少し前に控えめなクレーム(ゲスから商品が外れ易い)がり、それは、やはり私が約7年前に設計を担当したものでした。
こちらも何故そう作ったかを覚えている私としては、対処しやすいものでした。
それぞれの図面には、単純に後任者にデータを引き継いだだけでは継承できない個々のエピソードが含まれています。
これから先、図面に作成時のポイントなどを書き残すような事をしていった方が良いのか、悩む今日この頃です。
設計担当N

03-5401-0831




