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2023.03.20

尖った話

 

こんにちは、紙箱設計担当Mです。

 

先日とある箱を作成した際に、

見本で提出したダミーと本製品とでミシン目の破れ具合の感触が違うとの指摘を受けました。

CADでカットするのとトムソンで抜くのとの違いなのですが

この場を借りて説明させていただきます。

 

本製品のトムソンのほうですが

 

 

このような型を作成して抜きます。

一本の刃を曲げたりして組まれています。

ミシン目の部分は既製のミシン刃を使用するか、

ピッチが合わなければ刃を加工して作成します。

(濃い緑の部分にミシン刃が埋め込まれています。)

 

刃を紙に対し垂直に下ろすので均等な深さに切れます。

 

ダミーのほうですがCAD用のプロッターにはヘッド部にカッターをセットして出力します。

 

このようなものが取り付けられています。

 

刃の部分だけを外すとカッターナイフのような形状だとわかります。

 

刃を水平に動かしてカットしていきます。

刃先が斜めになっているので紙の裏側が表面に比べ切りようが浅くなってしまいます。

刃を浅めにセットすると裏側のほうがほとんど切れてない状態になり、

深めにセットすると表側のほうが切れすぎてミシン目でなく全部切れた状態になってしまいます。

ミシン目やジッパーの破れ具合など微妙な感触を確かめるには不向きとなります。

(箱の大きさや組み立てやすさの確認には問題ないですが)

 

理想を言えば毎回トムソンを作成して確認できればいいのですが

時間とコストを考えるとそうもいきません。

 

破れ具合の感触などが気になる場合は本製品の前に一度トムソンのテストをしていただけると幸いです。