2026.01.19
国破れて山河在り
『国破れてサンガ●ア』と書くと昨年チーム創設以来
初めて首位争いをした地元サッカーチームを連想する亀岡工場勤務Mです。
ちなみに本来は、
国は戦乱などで滅び、破壊されてしまっても、山や川といった大自然は昔のまま変わらず存在している
という意味の漢詩で、サンガ●アの社名もそこから取ったそうです。
先日、久々に大阪に出かける用事があったので、
解体キン●ダムと万博大好きおじさんとしては一度は工事現場を見ておかねば!と、
閉幕から約3カ月経った会場跡に行ってきました。



開幕中は4回行きましたが、当時は人がひしめき合ってたのを思い出すと胸にこみ上げてくるものがありますね。
あれだけ広大な敷地を更地にするというので、
どれだけ巨大なウルトラサイズの重機が稼働しているのかと楽しみにしていたのですが……



フェンスで囲われてほとんど見えませんでした
いや、工事現場なんで安全第一ってのはわかるんですけど、もう少しこう……
一応フェンスの切れ目から見させてもらったところ、
3カ月近く過ぎた割にはまだまだ大屋根リングもパビリオンも残っているようでした


あと帰ってから気が付いたんですが、駅の反対側から外に出られたようです
(延々とフェンスが続いてる気がしますが)

別に万博が滅びたわけでも夢洲が元々大自然でもなく埋立地なんですが、
『国破れ』るまで見守りたいと思います。
そして破れるといえば、先日ケースの破損について相談を受けました
(いつも以上に強引な前振りですね)

こちらで設計した箱ではなく、
他社で作製した製品のアッセンブリの仕事だったそうですが
急いで組み立てたのか数点分底部が破れたとのことです
セット数に対し数量にあまり余裕がなかったらしく、
「ここにリード罫入れる必要ある!?」と問われたのですが……
画像をもとにこちらでも再現してみると、
寸法が幅35mm奥行30mmとかなり小さい箱とのことで、
破れてる部分の最初の止めは4mm以下になりました。
ここまで小さい箱だと、
機械貼りの都合上こちらで設計したとしてもリード罫は必須、
ただし止めの部分はもう少し長めにするとコメントしました。
作製会社の機械貼りの都合もあるでしょうし、
購入されたお客様は箱を畳んで捨てることはあっても
再度組み立てることはほぼ無いでしょうから、
これはこれで一つの正解だとは思いますが難しいですね。
ではまた
2025.12.17
三角形
皆様こんにちは設計部Iです。
本日は、三角形の箱図面を起こしてみようと思い立ち
作成してみましたのでご紹介させていただきます。





こちらは仕切を銀蒸着紙で追加作成カットしたものになりますが、
ご覧いただいて分かります通り、外のPP箱は正三角形で出来ているものとなりますので、特に仕切を作成せずとも外箱の形状に沿い
収容物品の固定が叶うものとなります。

仕切を用いず外箱由来の形状固定がなされることで
光の通過や物品周辺の透明感を訴求することもできそうです。
シンプルな訴求についても是非、私共
大光印刷までお声がけください。
2025.11.26
これは貼れません
設計のKです
つい先日迄まだ暑いつもりでしたがいきなり真冬となってしまいました。
歳をとるごとに一年が早く過ぎてゆくようです
先日、こういう貼りで納品してほしいと依頼がありました。
写真左側のジッパー先を糊付けとのこと。サックマシンで貼る場合右のように折りたたんでの納品となるのでこれは無理なので別提案となりました。
写真左は別途包装工程で箱を起こし内容物を入れたうえでホットメルトで貼る必要があります。
また似たような事例でラップラウンドの箱を製函して欲しい?との依頼も以前ありました。
ラップラウンドとは印刷物を打ち抜きしたシート(これをブランクシートと言います)に内容物を載せて直接包む包装工程です。
有名な栄養補助食品がそうでした。印刷会社での糊貼り作業がなく機械包装での大量製造に向いています。

なので糊貼りイコール印刷会社とはならないことが多々あります。
今回は箱形状ではなく包装形態のお話でした。それではまた。
2025.10.17
何が残せるか?
よくある事なのでしょうか?
最近、改定版の支給データがそのまま使えない事案が、またありました。
現行品(最終完成品)のデータを改訂して今回分を作成したはずです。しかし、それは途中経過のデータから直したものだったようで、変える必要のない部分(今回は奥行き1㎜縮小)が現行品とは違っていたのです。

これに誰が気付くかという問題です。
先方担当者、デザイナー、弊社営業、共によく交代するので、最終データの管理が重要になってきます。
結局、その設計を担当した者が異変に気付かされる、という事になるのでしょうか。
受けたデータを開いて、何気なく前回最終形態と比べたら、「寸法が変わっている!」と驚いたわけです。
念のため「今回分、奥行き変更ですか?」と確認の連絡を入れると、「変更しない、古いデータから改定してしまったようなので、直しておいて」との返事。
素直に「ハイ、わかりました」と、支給データはほとんど使わず、手元のデータから訂正という形になりました。
これは私が約3年前に設計したもので、何度かの訂正を経て完成したものでした。途中経過のデータもすべて残してあり、先方がどれから直していたのかも判明しました。
これは、私だったから良かったという単純な話なのでしょうか?
他にも、この件より少し前に控えめなクレーム(ゲスから商品が外れ易い)がり、それは、やはり私が約7年前に設計を担当したものでした。
こちらも何故そう作ったかを覚えている私としては、対処しやすいものでした。
それぞれの図面には、単純に後任者にデータを引き継いだだけでは継承できない個々のエピソードが含まれています。
これから先、図面に作成時のポイントなどを書き残すような事をしていった方が良いのか、悩む今日この頃です。
設計担当N
2025.09.19
ぱくってひねってオリジナルと成す
皆さん「鬼滅の刃」ってマンガをご存じですか?
映画が大変ヒットしているそうです。
私は原作厨なので原作マンガを読破済。
作中で「鬼」と呼ばれる吸血鬼に対し、特殊な呼吸法を用いて戦うダークファンタジーです。
名台詞もいっぱい。

・・・・・。
お疲れ様です、設計にきて1年半のHです。
弊社では年に1回、営業部門が「試作大会」と称して製造実績のない素材や形状・加工などを、社内企画で試作を行うイベントがあります。
本年度の「試作大会」も先日無事に終えましたが、その中でもオリジナル色が濃いと思われるものをご紹介します。
ある営業チームからの企画内容は、紙の緩衝材を元にした何らかの包装材を作りたいとのこと。
すだれ状に切れ目を入れた紙を、垂直方向に引っ張ることで網目状・ネット状になり製品を包む緩衝材になりますが、それを応用したいと。

そこから話は発展しまして、最終的には中の製品形状に合わせて膨らむ貼り合わせの台紙になりました。中身は小さめの瓶と大きめのチューブを仮設定。
結果、チューブ台紙はこのようになりました。

横から見ますと、台紙の切れ目が網目状に広がって立体的になっているのが良く分かります。

ただしこちら、ひと要素ありまして。
自由に膨らむ分、少しずつ横への負荷が各所にかかり、どうしても縦方向の切れ目だけでは歪みが出てしまいます。


そこで、十字を描くように横方向の切れ目を少しずつ入れています。

そうすることで、余分な横の負荷を逃がして歪みなく膨らむようになりました。
この台紙のメリットとは何でしょうか・・・。はて。
揉んだ時にパリパリと心地よい感触ではあります。
ご興味がございましたらお問い合わせください。
ただし、こちら未試作となります。
製造に進むとなると、設計も製造も手探りのため試作等の検証が必要となる旨、ご了承願います。
ではまた。
2025.08.07
今は動けない
こんにちは、
前回のブログのあと前評判とは裏腹に満喫してきた万博大好きおじさんMです。
やはり実際に見てみないとわからない良さってありますね。
というわけで万博に行ってきました!

な ん だ こ れ は
失礼、写真を間違えました。
まぁ今月はこっちの万博も楽しみなんですが(ステマ)
というわけで万博を楽しんできました。

こいつ……動かないぞ!?
いや、事前に聞いていたし事故防止等の理由でガチガチに固めるってのは理解できるんですが…
横浜ではあれだけ愛想振りまいていたんだからせめて目線ぐらいくれてもいい気もします、ガ●ダムさん。
※時折スモークが出たり目などが光ったりはします。あと万博仕様とのことでミャ●ミャ●さんのマーキングが3か所入ってるそうです。

と毎度強引な枕ですが、今回は中身の動かない箱の話です。
箱を作る際、基本は中身がちょうど入るよう設計するのですが、
商品を目立たせたい、中身がガラス瓶で輸送時に隣接するものと接触しないようにしたいなどの理由で
箱を大きめにという注文をいただくことがあります。

今回は上下側面から離れたところで固定できる箱を作成してみました。


商品が中仕切りにしか接触しないという特性上、薬品のアンプルの箱等に使用されます。
※ギミックを仕込む都合上、極小サイズだと貼れない場合があります。
2025.07.11
ブリッジ仕切
皆様こんにちは
設計部Iです。
本日は私が設計時、特に仕切りで応用される形状について
簡単に写真でご紹介したいと思います。
以前からご紹介している部分切り出しから得られる
いわゆる「角出し」の応用形状で
名前を付けるなら ブリッジ式とでも申しましょうか・・
製品を寝かせセットするところから「枕型」でも良かったのですが
クリアケースの別形状で「ピロー」というものがございますので、
製品の両端を支える見た目から
ここでは【ブリッジ仕切】と一旦呼称しご紹介したいと思います。

今回の紹介用作成ダミーパーツたち、写真左側から
・ワンタッチ貼りクリアケース(外箱)
・サイド貼りクリアケース(製品)
・紙製ブリッジ(仕切)
となっています。
<セット後>

こちらの場合ですと、寸法設定をずらし
製品用中箱の奥行よりも長く設定していますので、
正面から少し空間がとれ、差し込む光が多くなることから
クリア独特の透明感を出す等の表現が考えられそうです。
他には、ブリッジ仕切用の原紙を光沢紙に変えたり
高さ方向にも余裕を持たせたり、フィットサイズ箱にこだわらないシーンなどで
デザインを邪魔せずスペースを確保できる案の一つかと思いますので、
ひとつ、仕切り案を考える際に一考いただく価値があると思います。
2025.06.24
初挑戦
設計のKです
つい先日迄まだ寒いつもりでしたがいきなり真夏になってしまいました。
歳をとるごとに暑さにも寒さにも耐性がなくなってきている気がします
今回は設計の仕事についてから初めて「キャンディー型」なる形状にトライしましたので
ご報告致します。
そういう形の箱が存在することは写真や図面集で見たことはありましたが・・・
<完成形状>

<展開形状>

長所・・・独特のインパクトあるフォルムでしょう
短所・・・両端を紙の反りを応用してペコンと押し込んでるだけなので衝撃で戻る
内容物の入れにくさと出しにくさ(ジッパー等開封方法の検討が必要かも?)
サイズによっては機械貼りでの糊位置が難しい
それではこれから暑い夏をがんばって乗り切ってまいりましょう~
2025.05.13
小さな努力
先月のブログにも書かれていましたが、大阪・関西万博(2025年4月~10月)が始まっています。
とは言っても、過去2回オリンピック絡みのネタを披露してきた私ですが、関西に居ても今のところ行く予定はありません。
関東方面の方はどうなのでしょうか?話題にならない?
その話題にならない絡みで小ネタです。
数は少ないですが、箱の(特殊な)形状によっては糊代に罫線が必要となる事があります。
厄介なのは罫線が斜めに入っている場合です。
組立ての際、罫線の角度が急なほど、2枚重ねになっている事もあり折りにくいのです。
その対処として図のようにカットを入れ、折り作業の手助けをしております。

しかしながら、今まで誰もこの小さな努力に興味を示してくれた記憶がありません。そもそも認識してくれているのか...。
だから備忘録を兼ねて、このブログに残しておきたいと思います。
よろしくお願いします。
設計担当N
2025.04.22
売りが見える
こんにちは、
これを書いている時点ではいよいよ関西万博の開幕日が迫ってきました。
前回の大阪万博はさすがに見に行けなかったので
幼少期は家にあった公式ガイドをボロボロになるまで読んでた万博大好きおじさんMです。
55年ぶりの大阪での開催が決まったときはテンションが上がったのですが…が…
具体的に「これは見たい!」と思える情報がないまま開催日まで来てしまった印象です。
(わたし個人のアンテナの低さもあるでしょうが)
20年前の愛・地球博のときは冷凍マンモスだT社の楽器を演奏するロボットだと
半年前からガイド本を繰り返し読んで準備していたのですが…
やはり売りが見えるというのは大事だと思います。
というわけで毎度強引な枕ですが、今回は中身の見える箱の話です
クリアーだと透けて見えるので問題ないのですが、
わたしの担当の紙箱だと基本透けないので中身が見えません。
(うっすら透ける紙もありますが強度の問題で箱には向きません)
そこで前面に窓をあけてくれという注文をいただきます。
今回は仮に50×20×80mm、窓のフチを5mmで作成してみました。

理想はこのように折れればいいのですが

現実は窓のところでちからが逃げて本来の折り目と違うところで破れたりします。
意図したところで安定して折るためには折罫と窓との間を15mm開けるのが推奨ですが

箱のサイズが小さいと窓も小さくなり、あまり中身が見えなくなってしまいます。
そこで少しでも窓を大きくしたい場合は左右方向のみ、フチなしを提案しています。

ようは折罫と窓との間に一定以上の距離が必要であって、
逆に2面と3面にまたがったL字型の窓でさらに大きく開けることも可能です。

このとき糊代の位置を意識しないと(今回の例でいうと3・4面にまたがる窓)、
窓から糊代がはみ出ることになってしまいます。

なお今回はわかりやすく窓を開けっぱなしにしましたが、
全面PP貼りの場合は強度が増してもう少しフチを狭くできるようです。
(もちろんその分加工賃はあがりますが)

03-5401-0831




